北区でこれから起業しようと考えたとき、最初に悩みやすいのが「開業資金をどう準備するか」です。
事務所の初期費用、設備費、仕入れ、広告費、そして売上が安定するまでの運転資金まで含めると、創業時には思った以上にお金がかかります。
そんなときに検討したいのが、北区の制度融資と日本政策金融公庫の創業融資です。
北区は、創業に関する相談体制や支援制度が比較的整っており、融資だけでなく、創業準備全体を進めやすい区のひとつです。
この記事では、北区で創業を考える方に向けて、制度融資と公庫融資の違い、どちらが向いているのか、そして北区ならではの支援の活かし方を分かりやすく整理します。
北区で創業時に検討しやすい2つの融資
北区で創業資金を考える場合、まず候補になるのは次の2つです。
(1)北区の制度融資(起業家支援資金)
北区の制度融資のうち、創業時に使いやすいのが起業家支援資金です。
・対象は、これから新たに事業を始める個人 や 創業後1年未満の方 で、区内で事業を行うことなどの要件があります。
・融資限度額は 1,500万円、融資期間は 運転資金7年以内・設備資金10年以内、利率は 年1.8%以内 です。
・さらに、北区では 利子補給1.5% があり、実質負担は 0.3%以内 とされています。信用保証料についても 3分の2補助 があります。
(2)日本政策金融公庫の創業融資
もう一つの代表的な選択肢が、日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金(以下、公庫)です。
・対象は、新たに事業を始める方 または 事業開始後おおむね7年以内の方 です。
・融資限度額は 7,200万円(うち運転資金4,800万円)、返済期間は 設備資金20年以内・運転資金10年以内 です。
・利率は 基準利率 ですが、一定の要件に当てはまると特別利率の対象になり、創業期の方は 原則無担保・無保証人で利用しやすい点も大きな魅力です。
北区の制度融資と公庫融資の違い
この2つの大きな違いは、
「自治体の支援を受けながら進める融資」か、
「政府系金融機関に直接申し込む融資」か
という点です。
北区の制度融資は、区・金融機関・信用保証協会が関わる仕組みのため、うまく使えれば利子補助や保証料補助のメリットがあります。
その一方で、3つの機関において面談・審査などが行われるため融資実行までに2~3ヶ月かかってしまいます。
これに対して公庫融資は、創業者向け融資として非常に知名度が高く、全国共通の制度として動きやすいのが特徴です。つまり、融資実行までが3~4週間と機動性に優れています。
「まずは王道の創業融資を検討したい」という方には、公庫は非常に有力な候補になります。
北区の制度融資(起業家支援資金)が向いている人
北区の制度融資が向いているのは、次のような方です。
・区の支援を活用しながら進めたい人
北区では、創業に関する相談やセミナーなども用意されています。
単に融資だけでなく、創業前後の支援も含めて使いたい人には、区の制度との相性があります。
・少しでも負担を抑えたい人
利子補助や保証料補助を受けられる可能性があるため、返済負担をできるだけ軽くしたい方にも向いています。
引用元:北区 起業家支援資金
日本政策金融公庫(新規開業・スタートアップ支援資金)が向いている人
一方で、公庫融資が向いているのは次のような方です。
・王道の創業融資で進めたい人
公庫は創業融資の定番です。
制度の全体像が分かりやすく、創業計画書をしっかり作って正面から相談したい方に向いています。
・設備資金も含めて考えたい人
内装工事や機械設備、車両、広告費など、ある程度まとまった資金が必要な場合、融資枠が大きな公庫は非常に使いやすい制度です。
・担保や保証人をできるだけ付けたくない人
創業初期に、担保や保証人の負担をできるだけ避けたい方にとって、公庫は有力な選択肢になります。
北区で見ておきたい「特定創業支援等事業」
北区で創業を考えるなら、融資制度だけでなく特定創業支援等事業も重要です。
これは、経営・財務・販路開拓・人材育成など、創業に必要な知識を継続的に学ぶ支援で、一定の要件を満たすと、区から受講証明を受けられます。
この証明があると、
・会社設立時の登録免許税の軽減
・日本政策金融公庫での優遇措置
・補助金や助成金の申請時の活用
などにつながることがあります。
つまり北区では、
創業支援を受ける → 証明を取得する → 融資や設立に活かす
という流れを作りやすいのです。
▼東京都北区で特定創業支援等事業を考えている方はこちら
https://lp.chuo-office.com/kita-sogyo-shien/
どちらの制度を選ぶか?
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こんな方におすすめ |
利用すべき制度 |
|---|---|
|
早く融資を受けたい |
公庫の制度 |
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高額な設備投資が必要 |
公庫の制度 |
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あっせんのサポートが欲しい |
北区の制度(経営相談員が面談) |
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担保・保証人が難しい |
公庫の制度 |
融資の前に準備しておきたいこと
どちらの制度を使う場合でも、審査で見られるポイントは大きく変わりません。
・なぜこの事業をやるのか
過去の経験、資格、これまでの仕事とのつながりなど、事業を始める理由に説得力があるかはとても重要です。
・何にいくら使うのか
内装費、設備費、仕入れ、広告費、運転資金など、資金使途を具体的に分けて説明できるようにしておく必要があります。
・売上の見込みに無理がないか
月商、客単価、客数、固定費などを踏まえて、現実的な売上計画を立てておくことが大切です。
創業融資は「夢を語る場」ではなく、「返済できる計画を示す場」でもあります。
まとめ
北区は、融資制度だけでなく、創業相談や特定創業支援等事業など、創業準備を進めるための支援が比較的そろっている区です。
そのため、北区で創業する方にとっては、単に「借りられる制度を探す」のではなく、どの支援をどう組み合わせるかを考えることが大切です。
創業融資の悩み、会社設立に関する悩み等があるようでしたら当事務所までご相談ください。
▼東京都北区で会社設立を考えている方はこちら
https://lp.chuo-office.com/kita-setsuritsu
